京都の機械設計｜京都とベトナムのコイズミデザイン

設計は、機械の性能を決める最大の要因です。それだけに設計者は、理論、経験、アイデアを総動員して取り組まねばなりません。開発機になれば、無から機械を創造していくわけですから、試行錯誤の連続です。ようやく機械が組みあがっても、動かしてみたら目標の性能が出ないのはよくあることですが、それでも基本の設計がしっかりしておれば、解決の道は開けていくものです。アイデアを出すのに熱中したり、組みあがった機械が初めて動き出すときのわくわくする期待は、振り返ってみれば子供の頃の模型作りや工作遊びと同じです。もちろん「仕事」ですから苦しいことが大半です。しかし子供時代の純粋な喜びが、この仕事にはあると思います。

手に職をつけたい。ずっと仕事をしていきたい。ものづくりがしたい。そんな思いから、設計士を目指すようになりました。「機械設計ってどんなの？」から始めて一年、現在はCADオペレーターとしてモデリングや図面作成、設計士の指導のもとで装置の変更を検討、設計しています。作成した図面通りに部品ができ、組み立てられて動く。それを見られるのがこの仕事の楽しいところです。しかし、自分で設計したものであれば、より楽しいと思います。より楽しい仕事をする為にも必要な知識と経験を身につけたい。そんな思いを毎月行われる、機械設計講習会や実習も兼ねた機械工作法の講習会などでサポートしてくれる環境があります。意欲のある方には最適の職場だと思いますので、一緒に設計士を目指して仕事をしてみませんか？

機械設計とは別の職種からこの会社に入ったわたしにとって驚きや関心の連続でした。小さな部品一つにとてもたくさんの情報が含まれているかということに驚き、複雑に見える機械の一つ一つが実に単純な機構の組み合わせで構成されていることに改めて関心しました。そして、常になぜこうなったのかという物理的な視点を持つことができたのが最大の収穫でした。物を生産するためにはいろんなプロセス、専門の知識がいろいろ融合して生まれてきます。決して一人では新しいものを生み出すことはできません。そしてそれぞれのプロの人たちがそれぞれの場所で最大限の知恵を振り絞り一つ一つこなしていく、その過程の最初の一番大切なプロセスが設計です。この設計の力量で物の値段、寿命、作業能力などあらゆるものが決定されてしまいます。そのため膨大な知識が要求されると共に責任が大変高い仕事になります。そしておもしろさがそこに存在します。

まず、驚いたことは、初めから、ある程度の実務を任されることが挙げられます。わが社には見習い社員を対象とした、特別な研修はありません。初級の実務レベルの業務を任され、実務を先輩設計者のアドバイスを受けながら、一つの業務を、責任を持って遂行し経験することが、それにあたります。最初は「自分に出来ないこと」の多さに驚くかもしれません。打たれ強くないと続けられない仕事だと思います。私も未経験から始めました。見習い期間中の出来事を通じて、変わることが出来たと思います。この仕事は自分のスキルが低いために勤務時間が多くなることも、休日を返上することもあります。未経験者にとっては「険しく困難な道」が待っています。しかし、「ものづくり」は、辛い反面、「楽しさ」や「面白さ」も山盛り一杯です。私は見習い時代に、設計から据付まで行いました。途中の苦しさは確かにありますが、それ以上に面白さが勝ります。そして感動です。「これは私がつくった」と言えたとき、胸に熱いものが広がります。そんな記念すべき日を貴方も味わってみてください。

機械組立工とは、機械組立工程において所要の条件を満たした部品を組立図面に従って組立てることをいいます。まず図面に必要な冶工具を整備し、組立てに必要な加工部品や購入部品が揃っているかを確認する。機械の骨格となるベース、フレーム、コラムを据付ける。機械駆動部分のユニットを組立て、本体部に取付けてユニット間を結合し、付属品を取付け配線・配管を行う。組立て終了後、調整作業を行い、仕様書とおりの性能を発揮し、正しく作動するか検査を行う。完成した後、顧客の工場に据付け・現地調整等を行う。といった、責任ある仕事である為、技術や知識が作業を行いながら学べます。また、コイズミデザインでは主となる部署が設計である為、分からない事や疑問に思うことがタイムリーに聞く事ができます。仕事に対する責任感とファイト、体力のある方を望みます。